畳は日本の気候・風土・生活に適した床材です。
材料である稲わらとい草は室内の湿度を調整する役割があります。
夏のジメジメした湿気を吸収し、冬の乾燥した空気には湿気を放出するのです。
また、畳表の断面は空気を含んだスポンジ状になっているので弾力があり、
座ったり横になった時、程よいクッション性があります。
また万一転倒した際にも怪我を防げるといった利点もあります。
その他、空気の浄化作用やい草の殺菌作用なども確認されています。
イグサの断面
イグサの直径は約1.5mm。
断面はハチの巣のようになっています。
ワラ床の断面
ワラの1本1本は中が空洞でストローのようになっています。
畳一畳といっても実は様々なサイズがあります。
住宅事情や時代の流れで少しずつサイズの種類が増えました。
代表的な3サイズをご紹介します。
京 間(本間) 95.5cm×191cm(3尺1寸5分×6尺3寸)
中京間(三六間)91cm×182cm(3尺×6尺)
江戸間(五八間)88cm×176cm(2尺9寸×5尺8寸)
たたみは畳床、畳表、畳べりの3つで出来上がっています。
畳床は畳の中の芯になる部分でワラを使ったものが高級とされています。
ただし、昨今の住宅事情や、お客様個々の生活スタイルによって、必ずしもワラを利用したもののみがよいとは限りません。(株)中神畳店ではお部屋に最も適した畳床をご提案しております
ワラ床
昔ながらの、ワラを何層にも重ね合わせたもの。畳ならではの感触や味わい、吸放出性・耐久力・復元力という点で一番優れている。
建材床
ワラを一切使用せず、ポリスチレンフォームやインシュレーションボードを使用したもの。カビ・ダニが繁殖しにくく断熱性・防音性・耐久性に優れる。
●天然ワラ床・・・
天然ワラを何層にも縦横に重ねたものです。(株)中神畳店では自社においてワラの確保から藁床の製造まで一貫して行っております。ワラの断面はストロー状になっておりコレが湿気を吸収・放出する役割を担っています。 断熱効果にも優れ、夏涼しく冬暖かい快適な環境を整えます。
●建材床・・・
天然ワラの代わりにポリスチレンフォームとインシュレーションボードを組み合わせたものです。 軽量、低コストがその魅力です。また水分を吸収せず、断熱性に優れています。 ダニ・カビが発生しにくいという利点もあります。
畳床の表面にはり実際のお部屋の床面になる部分です。 原料になるい草は国内では西日本各地で栽培されていましたが 時代と共に減少し現在では熊本県八代が代表的な生産地となっております。 良質のい草は摩擦に強く表面につやがあります。使っていくに従って違いがわかってきます。
畳の長い辺に沿って畳表を留めているのが畳べりです。 綿、麻、絹、化学繊維などが使われています。 無地のものや柄のついたもの、色なども多岐にわたりお好みにお部屋の雰囲気をコーディネイトできます。
畳本来の特性を長持ちさせるため天気の良い日にはお部屋の通気を良くし、畳の目に沿ってゆっくりと掃除機をかけてください。エアコンをドライ運転させるだけでもかなり違います。 カーペット、じゅうたん等をたたみの上に敷くのはカビ、 ダニの発生につながる場合がありますのでおすすめできません。
|
こんなときは畳替えの良い機会です。お気軽に当店までご相談ください。
1.慶事・法事など来客のご予定があるお宅
2.畳表のカスが衣服についてしまう。
3.畳がデコボコ波打っている。
4.畳と畳のすき間が気になる。
5.畳にシミや傷が目立つ。
6.ダニ・カビ・湿気で悩んでいる。
7.10年以上畳替えをしていない。
8.フローリングのお部屋に畳を敷きたいと考えている。
9.家の中でペットを飼っていてお部屋の臭いやおしっこなどのシミが気になる。